人工妊娠中絶
About Induced Abortion and the Maternal Protection Law
人工妊娠中絶と母体保護法について
人工妊娠中絶は産婦人科の中でも、定期的に研修を受講している母体保護法指定医のみ実施することができるという決まり(母体保護法)になっています。
当院では必ず母体保護法指定医が人工妊娠中絶を担当いたします。
当院では必ず母体保護法指定医が人工妊娠中絶を担当いたします。
About abortion
人工妊娠中絶について
諸事情により妊娠の継続が難しい状態では、人工妊娠中絶手術という選択肢があります。
パートナーやご家族としっかり相談することも大切ですが、それでも迷うことや不安に感じることがあると思います。
まずは、受診しお話をお聞かせください。手術内容や安全性とリスク、ご質問等にわかりやすくお伝えしています。
また、まだ先のことを決められず「どうしたらいいのか、わからない」場合も、妊娠している可能性があるようでしたら早めにご相談ください。
中絶をする・しないに関わらず妊娠しているかどうかを確認することはとても重要です。 当院の中絶方法として、(1) 経口中絶薬と(2)中絶手術が選べます。
パートナーやご家族としっかり相談することも大切ですが、それでも迷うことや不安に感じることがあると思います。
まずは、受診しお話をお聞かせください。手術内容や安全性とリスク、ご質問等にわかりやすくお伝えしています。
また、まだ先のことを決められず「どうしたらいいのか、わからない」場合も、妊娠している可能性があるようでしたら早めにご相談ください。
中絶をする・しないに関わらず妊娠しているかどうかを確認することはとても重要です。 当院の中絶方法として、(1) 経口中絶薬と(2)中絶手術が選べます。

Advantages and Disadvantages of Oral Abortion Pills and Surgical
Abortion
経口中絶薬と中絶手術の主な長所と短所
長所 | 短所 | |
---|---|---|
経口中絶薬 | ・手術を受ける必要がないため、手術や麻酔による副作用がない。 |
・中絶薬による副作用(腹痛、出血)がある。 ・中絶完了まで3~4日かかり、失敗率7~8%ほどで追加の処置が必要になる。 ・妊娠9週0日以下までしか適用できない。 |
中絶手術 |
・15分ほどの短時間で終了する ・妊娠11週6日までは日帰りで対応できる |
・手術や麻酔薬による負担や副作用の可能性が生じる。 |
共通 |
・痛み、出血、吐き気はどちらもある ・手術は手術材料費が、薬剤は薬剤費がかかる |
注意事項
-
お電話で経口中絶薬のお問い合わせをいただきますが、現在が何週なのか超音波検査でしかわかりません。
方針の決定には診察が必須になりますので、まずは方法決定のために受診してご相談ください - 安定剤やステロイド剤、甲状腺剤やぜんそくなど、常用薬がある場合は事前にお知らせ下さい。中絶処置後、当院よりお薬をお出しすることがあります。薬の種類によっては、常用薬と併用することが難しい場合がありますので、安全の為に常用薬をご使用の方はご持参下さいますようお願いいたします。
費用
Medical Abortion Pill
経口妊娠中絶薬について
2023年4月21日に、日本でも経口中絶薬の発売が認可されました。
メフィーゴパックという薬名で2種類の薬剤からなります。1薬剤目を服用した後、36~48時間後に2薬剤目を服用することで、妊娠中絶をすることができます。妊娠9週以下の正常初期妊娠のみに適用され、腹痛・出血等の副作用もあります。
産婦人科の医療機関での処方となり保険適用外となります。中絶方法に、飲み薬という手術以外のもう一つの選択肢ができたことになります。
経口中絶薬メフィーゴパックはミフェプリストンとミソプロストールという作用機序の異なる 2種類の薬からなります。
まず、ミフェプリストンを服用すると、胎児が成長するのに必要な栄養や酵素を遮断します。そのため胎児は成長が止まります。
次に、36時間~48時間後にミソプロストールを口腔粘膜から吸収させます。
服用すると、子宮収縮を促すことで成長が止まった受精卵や着床した胎児を子宮外に排出します。
このミソプロストールの服用後の子宮収縮による腹痛や大量出血には十分な注意喚起と経過観察が必要です。
経口中絶薬の服用にあたっては、副作用と適用症例に注意する必要があります。
特に2薬剤目のミソプロストールの服用による子宮収縮作用で、腹痛と大量の子宮出血が生じることがあるので注意が必要です。当院では2剤目内服時より入院が必要となります。
詳細な説明は受診時に医師・看護師より行います。
メフィーゴパックという薬名で2種類の薬剤からなります。1薬剤目を服用した後、36~48時間後に2薬剤目を服用することで、妊娠中絶をすることができます。妊娠9週以下の正常初期妊娠のみに適用され、腹痛・出血等の副作用もあります。
産婦人科の医療機関での処方となり保険適用外となります。中絶方法に、飲み薬という手術以外のもう一つの選択肢ができたことになります。
経口中絶薬メフィーゴパックはミフェプリストンとミソプロストールという作用機序の異なる 2種類の薬からなります。
まず、ミフェプリストンを服用すると、胎児が成長するのに必要な栄養や酵素を遮断します。そのため胎児は成長が止まります。
次に、36時間~48時間後にミソプロストールを口腔粘膜から吸収させます。
服用すると、子宮収縮を促すことで成長が止まった受精卵や着床した胎児を子宮外に排出します。
このミソプロストールの服用後の子宮収縮による腹痛や大量出血には十分な注意喚起と経過観察が必要です。
経口中絶薬の服用にあたっては、副作用と適用症例に注意する必要があります。
特に2薬剤目のミソプロストールの服用による子宮収縮作用で、腹痛と大量の子宮出血が生じることがあるので注意が必要です。当院では2剤目内服時より入院が必要となります。
詳細な説明は受診時に医師・看護師より行います。
Surgical Abortion
中絶手術について
当院では、子宮内容除去術として、主に吸引法(器械で吸い出す方法)を実施しています。
通常、20分程度の手術となります。体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。
手術当日の朝、来院時にラミセルという子宮の入り口をゆっくり安全に拡張する器具をいれる前処置を行います。
(入れる際の、痛みの感じ方には個人差があります)
手術時間は約20分程度で、静脈注射による麻酔で行います。全身麻酔同様、意識がないので、痛みを感じたり、苦しいなどの症状は基本的にはありません。※麻酔覚醒時に吐き気があることがありますが、時間とともに軽快します。
ただ、生理痛が極端に強い方や、子宮の形の屈曲の強い方などは、術後に生理痛のような痛みを感じる場合がありますが時間とともに軽快していきます。
術後は、麻酔が完全にさめるまで、2~3時間お休みいただきます。
目が覚めましたら、診察を行い問題がなければ帰宅となります。
お帰りの際は、安全のため迎えに来ていただくか、公共の乗り物でお帰りください。
詳細な説明は受診時に医師・看護師より行います。
通常、20分程度の手術となります。体調などに問題がなければその日のうちに帰宅できます。
手術当日の朝、来院時にラミセルという子宮の入り口をゆっくり安全に拡張する器具をいれる前処置を行います。
(入れる際の、痛みの感じ方には個人差があります)
手術時間は約20分程度で、静脈注射による麻酔で行います。全身麻酔同様、意識がないので、痛みを感じたり、苦しいなどの症状は基本的にはありません。※麻酔覚醒時に吐き気があることがありますが、時間とともに軽快します。
ただ、生理痛が極端に強い方や、子宮の形の屈曲の強い方などは、術後に生理痛のような痛みを感じる場合がありますが時間とともに軽快していきます。
術後は、麻酔が完全にさめるまで、2~3時間お休みいただきます。
目が覚めましたら、診察を行い問題がなければ帰宅となります。
お帰りの際は、安全のため迎えに来ていただくか、公共の乗り物でお帰りください。
詳細な説明は受診時に医師・看護師より行います。
Gynecology Treatment Details