子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査
卵管は精子と卵子が授精する場所であり、自然妊娠にとって重要な臓器です。
何らかの原因により卵管がつまってしまうと妊娠することが難しくなります。
子宮内の状態や主に卵管が通っているかどうかを判断する検査です。子宮の入り口に風船付きのチューブを入れ、そのチューブから造影剤を流し込みます。
経過をおって撮影することにより、造影剤がどこまで流れ込むかで診断をします。卵管に問題がなければ、お腹の中に造影剤が流れ出て検査終了です。
時期
生理終了直後~排卵前まで
予約
直接受付かお電話受付にてお取りください。
予約をおとりになる前に必ず子宮卵管造影検査の予約についてをお読みください。
所用時間
30分~1時間。検査後の状況により、1時間以上の時間がかかる場合もございます。
費用
必要な物
昼用ナプキン2枚・同意書をご持参ください。矢内原ウィメンズクリニック・他院からの患者様は紹介状をお持ちください。
服装
当日はスカートでお越しください
食事
食事は検査の2時間前までに軽めにお済ませください。
水分は少量のみであれば摂取していただいて構いません
検査をスムーズに行うため、検査1時間前から尿をためて来院してください
子宮卵管造影検査の副作用・合併症について
卵管造影検査に用いるのはイソビストという水性の造影剤です。
親水性が高い造影剤で97%は尿や膣から排出され、残りは体内に吸収されたあと速やかに排泄されます。
この造影剤の承認時及び使用成績調査での調査症例3548例中206例(5.8%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められ、主な副作用は造影剤注入中の腹痛109件(3.1%)、注入後の腹痛56件(1.6%)、嘔気28件(0.8%)、発熱22件(0.6%)、発疹15件(0.4%)などでした。造影剤によるショック、アレルギーも可能性として起こり得ますが、事前に検査することはできません。
発症した場合は適切に対処いたします
以下の方は禁忌になります。
・ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往がある方
・骨盤内に急性炎症疾患のある方
・妊娠または妊娠している可能性のある方
検査過程で痛みが増強する時は検査を中止します。